行政書士を受験したときの話(後半)

過去問の繰り返し(令和7年6月下旬〜)

フォーサイトのスケジュールでは、
ここから先の半年間は 過去問をひたすら繰り返す時期 に入る。
憲法・民法・行政法を3周まわしても、
まだ霧が晴れない部分が多かったけれど、
それでも「ここからは量をこなして慣れていくしかない」という感じだった。
過去問を解いて、間違えたところを確認して、
また過去問に戻って、実力試験を受けて、
点数が伸びたり伸びなかったりを繰り返す。
「本当にこれで力がついているのかな」
そんな不安を抱えながらも、
フォーサイトのスケジュールに沿って淡々と進めていく毎日だった。
行政書士試験は、
知識を“理解する”だけでは足りなくて、
問題形式に慣れること、
時間配分に慣れること、文章の読み方に慣れること
この「慣れ」がとても大事になる。
だからこそ、フォーサイトはここから半年を
過去問と実力試験のループにしているのだろう。
レンタルオフィスに通いながら、
「今日もまた過去問か…」と思いつつも、
少しずつ、少しずつ積み重ねていく。
記述式問題を後回しにした反省(令和7年7月)

今思うと、少しやり方が違っていたのかもしれない。
フォーサイトのスケジュールでは、
講義と同時に過去問も進めていくスタイルになっている。
ただ、記述式だけはどうしても手が出なかった。
というのも──
5択問題すらまだ安定して解けないのに、記述式なんてできるわけがない。
そう思ってしまったからだ。
実際、過去に記述式の過去問を少し触れたことがあったけれど、
そのときは全く歯が立たなかった。
語句がまったく出てこない。
何を書けばいいのか、頭が真っ白になる。
だからこそ、
「記述式は後半でいいだろう」
そう判断して、しばらく封印していた。
ところが7月になって、
半年以上勉強してきた自分の実力を試そうと記述式の問題集を買ってみたら──
1問も書けない。
語句が何ひとつ浮かんでこない
半年積み上げてきたはずなのに、
記述式の前ではまったく歯が立たなかった。
そう思った7月だった。
記述式は配点が大きく、
ここで点が取れるかどうかが合否に直結する。
だからこそ、もっと早い時期から
“書く”という作業に慣れておくべきだった
という反省が残っている。
フォーサイトのスケジュールとは少し違っていたけれど、
過去問と同時に記述式の問題集も進めていく──
そんな独自のやり方で、後半戦に挑むことになった。
試験直前まで

それでも、少しずつ繰り返していくうちに、
過去問、記述式問題集、
そしてフォーサイトから送られてくる実力試験──
この3つを回しながら、なんとか前に進んでいった。
記述式は後半に回したものの、 やっぱり配点が大きいので避けては通れない。
最初は全く書けなかったけれど、
少しずつ「書く」という作業に慣れていくしかなかった。
過去問は、解けたり解けなかったりを繰り返しながら、
実力試験では点数が伸びたり落ちたりを繰り返しながら、
気がつけば試験の日が近づいてきた。
半年間の積み重ねは、派手さはないけれど、
静かに、確実に、自分の中に残っていった。
そしてついに──
試験の日を迎えることになる。
試験当日のこと(令和7年11月9日)

試験当日は、不思議と緊張することもなく、
受験会場である鈴鹿市の大学へ向かった。
会場には、若い人もいれば、僕と同じように高年齢の方もいる。
きっと何年も挑戦し続けている人もいるのだろう。
そんな空気を感じながら席に座り、静かに試験開始を待った。
3時間の試験は、あっという間に過ぎていった。
問題を見直す時間なんて全くない。
ただ必死に解いて、気づけば終了の合図が鳴っていた。
「終わった…」
そう思った瞬間、胸の中に広がったのは“自信のなさ”だった。
正直、手応えはほとんどない。
いつもなら、通信教育が出す解答速報で
すぐに答え合わせをするのが僕のスタイルだ。
ところが今回は、それをしなかった。
理由は自分でもよく分からない。
ただ、なぜか「結果をそのまま受け止めよう」という気持ちになった。
半年以上、いや1年近く積み重ねてきた努力。
レンタルオフィスに通い続けた日々。
記述式に打ちのめされた7月。
過去問と実力試験のループ。
そのすべてを思い返すと、
「よくやったと思う」
そんな気持ちが静かに湧いてきた。
あとは、令和8年1月28の発表を待つだけだ。
行政書士試験、結果は……不合格でした! (令和8年1月28日)

行政書士試験、結果は……はい、不合格でした。
奇跡は起きず。民法はボロボロ。
三重県の合格率13%台。そりゃ落ちるわ、という感じ。
でもね、意外とスッキリしてるんですよ。
「あー終わった終わった!」みたいな。
1年間、朝から晩まで条文とにらめっこして、
記述で頭を抱えて、一般知識でヒヤヒヤして、
なんだかんだで楽しかったんですよね。
で、今の気持ちはというと……
「よし、吹っ切れた!次いくぞー!」
そんな感じ。
試験は終わったけど、人生は続くし、
むしろここからが面白い。
朝食係の仕事も気になるし、
ネパール語も覚えてみたいし、
ブログももっと書きたいし、
なんだかワクワクしてきた。
行政書士試験はこれで一区切り。
でも、挑戦はまだまだ続く。
そして、次のステージへレッツゴー。


