リバースモーゲージとは

リバースモーゲージ
リバースモーゲージとは、
「自宅を担保にしてお金を借り、亡くなった後に家を売って返済するローン」
のことです。
特徴は次のとおり。
- 家は売らない
- 住み続けられる
- 生きている間の返済は軽い(利息のみの場合も)
- 最終的には家を売って返す
「家はあるけど現金がない」という高齢者向けの仕組みです。
どういう人が対象なのか

典型的なのは、
- 都市部の戸建てに住んでいる
- 土地の価値は高い
- でも年金が少なく、生活費が厳しい
- 家は手放したくない
- 引っ越したくない
こういう人です。
逆に言うと、
“いい場所に家を持っているけれど、現金が足りない人”向けの制度
と言えます。
リバースモーゲージのメリット

● 家を売らずに現金が手に入る
住み続けながら生活費を補える。
● 生きている間の返済負担が軽い
利息だけの支払いで済む商品もある。
● 亡くなった後に家を売って返済
相続人が返済するか、家を売るかを選べる。
しかし、注意点が非常に多い制度

●借りられるのは“家の評価額の50%前後”
たとえば家の評価額が1,000万円なら、
借りられるのは 500万円前後。
理由は、
- 家の価値は年々下がる
- 長生きすると借入額が増える
- 担保割れ(家の価値<借金)を避けるため
金融機関はリスクを見込んで、評価額の全額は貸しません。
●毎月借りるタイプもあるが、上限に達したら終わり
たとえば、
- 借入上限:500万円
- 毎月10万円借りる
とすると、
約4年で上限に達して借りられなくなる。
永遠に借り続けられるわけではありません。
●長生きすると“借金が増え、家の価値は下がる”という逆方向の動きが起きる
リバースモーゲージ最大の弱点がこれ。
- 借金 → 毎月増える
- 家の価値 → 年々下がる
つまり、
長生きすると借金が家の価値を超える可能性がある。
金融機関が期間や年齢上限を設けるのはこのためです。
亡くなった後、相続人はどうなる?

選択肢は2つ。
● 家を売って返済(もっとも一般的)
売却代金で借金を返す。
余れば相続人へ。
足りなければ相続人が負担する可能性もある。
● 相続人が返済して家を残す
ただし、数百万円〜数千万円の返済が必要になるため、現実的にはほとんど選ばれない。
まとめ

リバースモーゲージは、
- 家を売らずに現金が手に入る
- 住み続けられる
- 返済負担が軽い
というメリットがあります。
一方で、
- 借入上限は評価額の50%前後
- 長生きリスクが大きい
- 家の価値は下がり続ける
- 相続人が負担する可能性がある
- 審査が厳しく、使える人が限られる
という現実があります。
最後に一文でまとめると、
「リバースモーゲージは、家を使って老後資金を作る仕組みだが、使える人は限られ、長生きリスクと相続リスクに注意が必要。」
制度の名前だけが一人歩きしがちですが、
仕組みを理解すれば、自分に合うかどうか判断しやすくなります。


