宅地建物取引士を受験した話(前半)

目次
宅建を選んだ理由
前の記事では危険物取扱者につづき、ITパスポートに挑戦した話を書きました。
今回は宅地建物士に挑戦した話を書きます。
宅建の勉強を始めたのは、
別に「不動産業界に転職したい」とか、そういう立派な理由じゃなかったんだ。
もっと身近で、もっとリアルな理由。
実家では母が一人暮らし。
自分も家を買った経験があるのに、
いざ振り返ってみると契約の内容をほとんど覚えていない。
「これ、人生で一番大きな買い物だったはずなのに…
自分、何も分かってなかったんじゃないか?」
そんなモヤモヤがずっと心に残っていた。
不動産って、知らないまま決断してしまうことが多い。
でも、知らないままってやっぱり怖い。
母のこれからの住まいのこともあるし、
自分の老後のことも考えると、
「ちゃんと知っておきたい」という気持ちが強くなっていった。
受験資格なし、独占業務あり。「これは役に立つ」と思った。

宅建は受験資格がない。
誰でも挑戦できる。
しかも、資格を持っている人にしかできない“独占業務”がある。
つまり、取ればちゃんと価値がある資格。
「これは勉強しておいて損はないな」
ただ、宅建の勉強を始めようと思ったとき、
まず最初に感じたのは 「時間がない」 という焦りだった。
退職前の3月にスタートして、試験は10月。
残り8ヶ月ちょっと。
そしてもうひとつ大きかったのが、
「何から始めたらいいのか分からない」 という不安。
宅建って、法律・税金・建築・土地…とにかく範囲が広い。
「独学では厳しいぞ」と思った

最初に市販の参考書をパラパラめくったとき、
すぐに悟った。
「あ、これは独学じゃ無理だ」
用語は難しいし、
どこが重要なのかも分からないし、
そもそも“宅建の全体像”がつかめない。
通信教育なら、
- 何をどの順番でやればいいか
- どこが試験に出るのか
- どこを重点的に覚えるべきか
全部“道筋”を作ってくれる。
自分で迷う時間が減るし、
スケジュールに沿って進めるだけでいい。
そんな気持ちで通信教育を探し始めた。
サンプル教材を取り寄せたり、
費用や内容を比べたりして、
最終的にフォーサイトに決めた。
どこが一番いいかは本当に人それぞれ。
僕の場合は、
- カラーで見やすいテキスト
- 価格
- サンプルの印象
このあたりが決め手だった。
でも、最初は本当に分からなかった

正直に言うと、勉強を始めた最初の頃はつらかった。
テキストを開いても、
「え、何の話?」
「この用語、どこかで聞いたっけ?」
そんな状態。
法律の文章は固いし、
覚えることは多いし、
進んでいるのかどうかも分からない。
毎日テキストを開いては閉じ、
「これ、本当に合格できるのかな…」
と不安ばかりだった。
でも、今振り返ると、
あの“さっぱり分からない時期”が一番大変だっただけで、
そこを越えると少しずつ景色が変わっていった。
スケジュールに身を任せて、ひたすら勉強の日々

通信教育の教材って、最初に“あなたはこの順番で進めればOKですよ”という
学習スケジュールを作ってくれるんだよね。
あれに沿って、毎日コツコツ進めるだけ。
考えるより、まず手を動かす。
そんな感じで、気づけば机に向かうのが日課になっていた。
内容は難しいし、最初は本当に分からないことだらけだったけど、
スケジュールがあると
「今日はここまでやればいい」と割り切れるから、
精神的にはだいぶ助けられた気がする
9月からは住宅リフォームの職業訓練にも参加

ちょうど勉強のリズムができてきた頃、
9月から住宅リフォームの職業訓練にも通い始めた。
これがまた新鮮で、
座学だけじゃなくて実習もあったりして、 宅建の勉強とは違う刺激があった。
朝は訓練、帰ってきたら宅建の勉強。
今思えば、けっこうハードな生活だったはずなのに、なぜか“充実していた”という記憶のほうが強い。
「学んでいる」という実感があったからかもしれない。
9月の終わり、母に大腸がんが見つかった

そんな生活が続いていた9月の終わりごろ、
母に大腸がんが見つかった。
突然のことで、正直かなり動揺した。
でも、落ち込んでいる暇もなくて、
検査や手術の説明を聞きに行ったり、
病院に付き添ったり、
やることが一気に増えた。
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