退職前に知らないと損する「企業型DC」と「iDeCo」

「企業型DC」と「iDeCo」
退職や転職を考え始めたとき、必ず向き合うことになるのが「企業型DC(企業型確定拠出年金)」と「iDeCo(個人型確定拠出年金)」の問題です。
私自身、企業型DCを10年以上運用してきましたが、退職時に初めて制度の“本当の仕組み”を知り、正直かなり驚きました。
特に、
- 企業型DCは10年で解約できる
- 退職したら勝手にお金が戻ってくる
こうした誤解を持っている人は本当に多いです。
しかし実際は、まったく逆でした。
この記事では、私の体験を交えながら、
- 企業型DCとは何か
- iDeCoとの違い
- 退職時に絶対に知っておくべき落とし穴
- 最も損しない選択肢
を、わかりやすく整理していきます。
企業型DCとは

企業型DC(企業型確定拠出年金)は、会社が掛金を出し、従業員が運用する「会社版の年金制度」です。
特徴は次のとおりです。
- 掛金は会社が負担
- 運用は自分で行う
- 60歳まで引き出せない
- 途中解約はできない(最重要)
ここが最大の誤解ポイントです。
法律上、老後資金として積み立てる制度なので、
原則として60歳まで引き出すことはできません。
iDeCoとは

iDeCo(個人型確定拠出年金)は、個人が加入する年金制度です。
- 掛金は自分で負担
- 税制メリットが大きい
- 運用商品を自分で選べる
- 60歳まで引き出せない(企業型DCと同じ)
企業型DCと似ていますが、
「誰が掛金を出すか」が大きな違いです。
企業型DCとiDeCoの違い(比較表)
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退職時の扱いが大きな分岐点になります。
退職時の最大の落とし穴「自動移換」

企業型DCは、退職するとそのままでは続けられません。
そのため、
- iDeCoへ移管する
- 新しい会社の企業型DCへ移す
どちらかの手続きが必要です。
しかし、これを放置するとどうなるか。
自動移換(じどういかん)という最悪の状態になります。
自動移換になると、
- 運用されない(増えない)
- 手数料だけ毎月引かれる
- 年金加入期間にカウントされない
- 将来の受取額が減る
という、完全に“塩漬け”の状態になります。
私自身、退職時にこの仕組みを知ってゾッとしました。
知らないまま放置してしまう人が多いのも事実です。
なぜ iDeCo への移管が最も損しないのか

退職後の選択肢として、
iDeCoへの移管が最も現実的で損しない方法です。
理由は次のとおり。
- 運用を継続できる
- 手数料が安い
- 年金加入期間にカウントされる
- 自動移換のデメリットを避けられる
私も実際に iDeCo へ移管しましたが、
手続きはそこまで難しくなく、
「やっておいて本当に良かった」と感じています。
私の体験談

私が企業型DCを始めたのは10年以上前。
当時は制度の理解が浅く、
- 10年経てば解約できる
- 退職したらお金が戻ってくる
そんなイメージを持っていました。
しかし、退職時に調べてみると、
- 解約はできない
- 移管しないと自動移換になる
- 放置すると資産が減る
という事実を知り、慌てて iDeCo へ移管しました。
この経験から、
「知らないまま退職すると本当に損をする」
ということを強く実感しました。
まとめ
- 企業型DCは10年で解約できない
- 退職時は必ず移管手続きが必要
- iDeCo移管が最も損しない選択肢
企業型DCは、制度を理解していないと
退職時に大きな損をしてしまう可能性があります。
この記事が、
これから退職や転職を考える人の助けになれば嬉しいです。


