相続とは何か

相続とは

相続とは、亡くなった人の財産や権利・義務を、家族などが引き継ぐことです。
亡くなった人を「被相続人」、引き継ぐ人を「相続人」といいます。
相続の対象になる財産には、
- 預貯金
- 不動産
- 有価証券
- 車・家財
などの **プラスの財産**だけでなく、

- 借金
- 未払いの税金
- 未払いの医療費
などの **マイナスの財産**も含まれます[ 。
つまり、相続は「いいものだけをもらう」仕組みではなく、
財産全体をどう扱うかを決める手続きなんですね。
相続はいつ始まるのか
民法では、人が亡くなった瞬間に相続が開始すると定められています。(民法882条)
誰が相続人になるのか

相続人は民法で決まっていて、これを 法定相続人 といいます。
順位は次のとおり:
- 配偶者+子(第1順位)
- 子がいない場合 → 配偶者+父母(第2順位)
- それもいない場合 → 配偶者+兄弟姉妹(第3順位)
配偶者は常に相続人になります。
相続の方法は3つ
相続人は、財産をどう扱うかを次の3つから選べます。
- 単純承認:すべての財産(プラスもマイナスも)を引き継ぐ
- 限定承認:プラスの範囲でマイナスを引き継ぐ
- 相続放棄:一切引き継がない
借金が多い場合は「相続放棄」が選べます。
相続の進め方(基本の流れ)

相続は次のように進みます。
- 死亡届の提出
- 遺言書の確認
- 相続人の調査
- 財産の調査(プラス・マイナス)
- 遺産分割協議(話し合い)
- 名義変更などの手続き
遺言書がある場合は、原則としてその内容が優先されます。
相続はトラブルが起きやすい

相続トラブルは「お金持ちだけの話」ではありません。
実際には、遺産額1000万円以下でも多くの争いが起きているというデータがあります。
理由は:
- 遺言書がない
- 財産がどれだけあるか分からない
- 兄弟間で意見が合わない
- 不動産の分け方が難しい
など。
だからこそ、事前の準備や基礎知識が大切なんですね。
まとめ
相続は、誰にでも起こる身近な出来事です。
しかし、法律や手続きが複雑で、トラブルになりやすい側面もあります。
まずは
- 相続とは何か
- 誰が相続人になるのか
- どんな財産が対象か
- どんな選択肢があるか
を知ることが、安心の第一歩になります。


